資材取引先との関係構築

資材調達の考え方

鉄道の安全・安定輸送を支える資材については、より高品質かつ信頼できる資材を適正な価格で調達することが必要であるため、当社は、「資材調達における基本的考え方」に基づいて、国内外を問わず良い資材を調達しています。特に、品質については、最も重要であると認識しており、取引先における製造能力や技術水準のほか、これらの維持・向上の取組みに関する審査を行っています。加えて、新たな取引先の参入促進、スケールメリットを考慮した発注、製造原価の厳密な査定等を行うことにより、コスト低減にも常に努めています。また、長期にわたり安定的かつ十分に社会的使命を果たし続けていくことが求められる鉄道事業では、それに供される資材にも長期的な品質の維持が求められるため、取引先の皆様には、安定的な供給やアフターケア等を求めていくこととしています。さらに、鉄道の安全安定輸送の確保に不可欠な資材については、地震等の災害の影響で供給が途絶える状況を避けるため、取引先の工場の所在地を勘案したうえで、製造拠点が地域的に分散されるよう、複数の取引先への発注に努めています。取引先は、製品の品質を維持・向上しながらコスト低減の取組みを重ねていただく、いわばパートナーであり、継続的かつ安定的な取引関係を構築することは、当社が高い品質の製品を安価に調達することを可能とし、その結果として、取引先を含めた日本の鉄道関連事業全体の強化・発展に寄与するものと考えています。

資材調達における基本的考え方

  • 安全・安定輸送の確保を最優先した調達
  • 高品質な資材の調達
  • 適正な価格での資材調達
  • 契約納期を厳守できる供給体制を整えている取引先の追求
  • 継続的かつ安定的な取引関係を構築できる取引先の追求
  • 平時・異常時に関わらず十分なアフターケアを提供いただける取引先の追求
  • 様々な使用環境に応えられる取引先の追求
  • 十分なコミュニケーション体制の確立
  • 情報の適切な取扱い
  • 公平・公正な取引
  • 環境負荷低減を考慮する取引先の追求
  • 関係法令の遵守
  • ホームページでの資材調達情報の提供及び更新

主な資材の調達実績(2020年度)

2020年度の資材調達額は1,924億円であり、主な調達内容としては、鉄道車両、レール、保守用車(鉄道施設の保守等に使用する車両)、マクラギ等です。また、当社の調達資材は車両用品をはじめ、施設用品、電気用品等、多岐にわたるため、数多くの取引先から調達しており、2020年度に取引を行った取引先数は約400社です。

品質管理の取組み

車両部品の品質監査時の様子

調達資材の品質については、鉄道の安全・安定輸送を確保する観点から、非常に重要であると認識しており、技術水準や製造能力等について、厳正な審査を行うとともに、取引先の工場に実際に立ち入っての品質監査を実施するなど、製品に求められる品質が確保されていることを確認しています。